茶番(ちゃばん)

「とんだ茶番だ」

「茶番劇だ」

何て聞いた事があると思います。

そもそも「茶番」って何なのでしょうか?

本来の意味は読んで字の如く、お客のためにお茶を用意したりする人(当番)のことでした。

しかし、現在はその意味ではほぼ使われず、次のような意味で使われています。

「見え透いた下手な芝居」

「馬鹿げた振る舞い」

茶番の由来はというと、江戸時代に歌舞伎などの芝居の楽屋で、茶番(下働き)が下手で馬鹿馬鹿しい短い劇や話を始めたことから、茶番=下手な芝居、馬鹿げた芝居、という意味になったようです。

「茶番劇」というのは、茶番がやるような下手な劇という意味です。

もっとも現代では本当の芝居ではなく、結末が分かりきっているような馬鹿馬鹿しい話し合いなどを茶番劇と言います。